CL横浜を終えた気付きと感想とかそういうの。
こんにちは、おもちです。
最近ではnoteの方での記述が増え、久方ぶりにブログの方に返ってまいりました。投稿はかれこれ1年近く離れていたかと思います。
先日の10/3,10/4とチャンピオンズリーグ横浜が開催されました。本日はいくつか、カードゲーム的な話とそれからいくつか気づいた点について、つらつらと書いていけたらと思います。(noteではなく個人のブログで書く理由は、あくまで読者の方を考えて書く記事ではなく、自身の備忘録、および意見的な意味合いが強いからです。)
1. 環境とその推移について
環境とその推移について、いくつか思ったことがあります。まず1つ、ある程度の結果を残すにあたり「1週間前の優勝デッキ」というのは大変パワーがある、ということです。
今回で言えば無人ダイナで、以前の千葉CLの時も確かシティリーグ東京の優勝デッキと58枚を共通するフェローチェ&マッシブーンのデッキが優勝していました。
また多くの方がその「無人ダイナ」を警戒してセキタンザンVMAXを主軸とするようなデッキを持ち込んでいたようです。
かれこれ2年と少しポケモンカードをやっていて、この傾向は日毎に強くなっていっているように思います。
僕自身もnote記事では散々稼がせてもらっておりますのでnote記事というのを書くメリットは執筆者として大きくありますし、何より読む側も500円払うだけで強者の頭の中を覗くことができる、というのが今では当たり前になってきました。ポケモンカード は昨今この傾向が強く、強い人がどんどんそのノウハウを発信し、情報と環境はどんどん加速していっているように感じます。そうやって得られる知識は以前よりも手軽になっている反面それらを持つ人と、持たない人では大きく差が生じるようになってきて、ある程度の結果は情報だけで出せるというところまで発展したんじゃないかなぁと思いました。実はセキタンザンVMAXも直近の自主大会で優勝しており、注目度は低かったものの力のあるデッキタイプでした。(僕は後攻からの勝ち筋があまり浮かばず、懐疑的ではありましたが笑)
結論で言えば、直前の優勝デッキを持ち込むことは決して悪くない、という風になってきているということです。
2つめに感じたのは今大会のレベルの高さと運要素の強さです。
相反する内容かもしれませんが聞いていただきたい。今大会はシティリーグもなく事前の情報が極めて絞られた大会だと感じました。コロナ渦の影響で多くの大会や交流会が自粛になったことや、全シーズンの優先権保持者が一度に会したことなど、多くの場面とにかく濃い内容であったことは明らかで、その中で勝ち抜いていくには当然実力を要求されました。また、実力以上に運要素が高かった大会であるとも思いました。決勝Day2に残るだけならばともかく、世界大会への切符を取るために要求されるのは1500人中8位以内に入ることです。これは確実に運が絡むのは間違いありません。13戦を2敗以下で抑えるためにはとにかく運要素が増えることを認め、不利な相手を踏まない前提で勝つことを考える必要があると考えています。
あけすけに言えば、ひっくり返せるプランの準備と少しの割り切りが必要だった大会であるということです。
この見極めに成功している人たちが一縷の運要素をモノにして勝ちあがっていると感じました。これは同じデッキ内容、58〜60枚共有で出ているチームの人たちが早々に負けている人もいれば、勝ち抜いている人もいる、という現状を見れば明らかです。必ずしもぴったり実力だけで上まで突破しているわけではないということです。
2. 決勝戦について思うこと
決勝戦のタカマツゲン選手、テラダケイト選手の対戦は大変見ごたえのある対戦で、ポケモンカードのYouTuberとして広く知名度のあるタカマツゲン選手に対し、弱点を突く形でもありそういった活動のない、いわゆる”一般人”であるテラダケイト選手が一種のヒール役のような立ち位置だったように感じます。
公平な目線でいけば”火の玉サーカス”のズガドーン、通称”小ズガ”vsルカリオ&メルメタルGXとザシアンVの通称”ルカザシ”という対面はおおよそデッキタイプだけで見ると小ズガが有利な対面で、ルカザシ側は「勝ち筋はある」または「対策札がある」という勝ち筋を追っていくゲームになります。つまり結果的に行けばとのようなゲーム展開であれ、テラダケイト選手側に軍配が上がる確率の方が高かったゲームだと思いました。それを踏まえると、この”相性不利を覆す人気Youtube配信者”というのはどうしても一方的な見方になってしまい、転じて対戦相手の方がヒールになってしまうのは避け得ないのかなと思いました。
今回主軸に置きたいのは「タカマツゲン選手が自己申告をしてペナルティを受けたことが美談とされている」風潮です。確かに勇気のいる行為かと思いますが、みんな見ていました。遅かれ早かれ誰かが気付いたでしょう。はっきりと言いますがあれは当たり前の行為です。
配信じゃなかったらやっていいのか、ペナルティなく続くのか、自己申告しないのか。
そんなことはありません。本来気付くべきはプレイヤー同士であり、あのタカマツゲン選手の自己申告と対戦相手に「本当にすみませんでした」と謝る姿は本来あるべき姿だと思いました。というのものここは美談としてではなく
「わざが使えないのにわざを使ったことにして、サイドを勝手に取って見てしまった」
というルール上の禁止行為をしているからです。この場合本意ではなかったといえ、イカサマ行為とやっていることに関しては変わりません。単純なルール違反です。
潔さとか言ってる場合じゃありません。知らずに無免許運転してた人が警察に出所して「すみません無免許でした」と宣言して、それを潔い!と言うのとやってることは変わりません。別に褒める行為ではないからです。
ここで前述したヒール役云々という話につながります。SNSを見ているとタカマツゲン選手の知名度と人気からこういった意見が多いのが大変気になりました。タカマツゲン選手本人もYoutubeの動画でおっしゃっていますが、まず大前提として悪いのはタカマツ選手自身です。
それを踏まえた上で「ジャッジや対戦相手が気付けていなかった」という話になってくると思います。
以上の点を踏まえて対戦ジャッジについて思うことを少し書いていきます。
まず「ジャッジいる意味あんのか」という意見について。これは確かにそう。それはそう、という話です。しかしながら本来はプレイヤー同士の間で解決する部分を補佐している立場に過ぎないため、これは日本の対戦ジャッジの立ち位置からはいささかズレた意見と言わざるを得ません。
これは海外だと話が大きく異なります。思い出されるのは昨年のWCS決勝戦のイトウシンタロウ選手のペナルティです。今回の裁定に対して良い判例として持ち出せる案件であると思います。
日本があくまで選手同士の対戦を補佐していく立場にあるのに対して、海外のジャッジは明確に「審判を下す」立場にあります。日本が消極的でプレイヤーにあくまで進行が任されているのに対して、海外(WCS)ではジャッジは積極的に介入していくスタイルになっています。
イトウシンタロウ選手の判例で僕がよく思うのは、彼があの場面で対戦相手に「考えます」と伝えて、時間を使っていた可能性があるということです。日本の多くの対戦場面ではこの「考えます」と言って時間を使う行為が慣習的に認められています。僕は、対戦プレイヤーが「どうぞ」と言えばこの時間を使う行動が許されるこの風景こそが、プレイヤーに主権があり、日本のジャッジが消極的な介入であるということを裏付けているのではないかと考えています。
結果的にイトウシンタロウ選手のあの時間の使い方は、対戦相手の了承は関係なしにジャッジの裁定のみによって決定されたのだと考察していて、つまるところジャッジは感情(対戦結果を分けるいい場面だったから見逃すこともできた)と対戦相手の了承とは関係なしに、ルールに則り介入したのだと思います。
一方でタカマツゲン選手に対してジャッジが出遅れたこと(気づかなかったこと)について。要素を分解していくと以下のようになると考えました。
①上述通り日本の対戦ジャッジは消極的な介入しかしないため、あくまでもプレイヤーが自発的に気付くべき案件である
(→積極的な介入ならば、視聴者としては面白くない対戦中の警告や注意などで時計が止まる瞬間があるはずです。)
②ジャッジのミス(根本的)
③ジャッジの能力的な問題とその制度
②のミスについてはすでに起こってしまっているヒューマンエラーであるためここで議論をするのは不毛かと思われますので、③の「ジャッジの能力的な問題とその制度」について書いていきたいと思います。
僕自身は今年からジャッジの試験を受けようと思ってい勉強をしているところなので、あくまでも「風聞」という曖昧な形でしかお話できないことをお許しください(おそらく対戦ジャッジの報酬などについては公式側から何らかの規則などがあり、コンプライアンス的なあれこれで喋ってはいけないこともあるかと思っています)。
いわゆるポケモンカードの対戦ジャッジはボランティアであるという話です。
対戦ジャッジは公式側から雇われたプロではなく、あくまでもそういう資格を持った人がプレイヤー資格を持った人たちと同様に「参加者」として公式大会に参加をしている形です。
つまり
「もっと良くしたいならプレイヤーみたいにやりたい人がジャッジすればよくね?嫌ならジャッジ無しでもいいよ?それでもいいならだけど。」
という公式側の見解から生まれた有志の集団であるということです。むしろ「やりがい」とか「奉仕精神」みたいなもので駆り出されているような気がしなくもないし、もしくは「俺たちいないと大会回らなくね…?」という感すらあり、内情は非常に曖昧です。これでもしジャッジが少なくなったとて、公式としては「大会やってあげるだけマシじゃん」ぐらいの対応ができるし、嫌なら無しでもいいんだぜ?ができるので自然対戦ジャッジは「誰かがやらなきゃいけない」という状況になっているかと考えています。
本当のことを言うとジャッジの方々には本来プレイヤーは頭があがらない存在とも言えます。
なぜかと言うと文句をつけるなら自分でやればいいからです。
それができないことを棚に上げて文句言うんじゃねぇぞ、という話になります。
そうなってくると問題はこの制度的な部分ではないか、とならないでしょうか。何事においても「審判を下す」というのは責任が伴います。最終的な決定権がある人に責任が生まれるは何事においても自明です。現状ではこの責任の所在がプレイヤーなのかジャッジなのか大変曖昧で、とりあえず配信の様子を一見してみるとジャッジに責任があるように見えてしまいます。
ですが今回の件についてジャッジは責任を取れません。対戦について「ジャッジからの見解や謝罪」などができる立場が確立されていないからです。
これがもしポニータ石井さんや、あるいは柴田アナウンサーのような公式側が正式に雇った人物であれば話が変わっていきます。彼らはプロなので、失言や行動には責任が伴いますし、彼らの権利は一定の守られた位置にあります。
ここでジャッジの一日分の給料が払われていたとします。金が払われているから仕事しろ!とおっしゃる方もいるかもしれませんが、そういう問題ではありません。あなたがもし、1日のバイト代だけで、プレイヤーたちが何ヶ月何年と費やしてきた時間から生まれる日本の頂点の試合に、ジャッジとしてその日の責任を負えますか?という話です。少なくとも日当1万円とそこそこでは話になりません。
つまりはジャッジにしても定期的な練習と、実戦経験、日々の研修などが必要で、そこにお金が発生して初めて「責任を負える公式ジャッジ」=プロのジャッジとして呼ぶことができます。
これを作るための予算というのは言うのは簡単でも相当に難しく、一言プロにすればいいじゃん!とか金を払えばいいじゃん!とかそういう話じゃなくなっていきます。
もう1つはジャッジのモチベーションの問題です。
彼らが仮に無報酬で、義務感ややりがいみたいな曖昧なもの、あるいは在庫処分的なもので行われているのであれば、モチベーションというのはどんどん保ちにくくなっていきます。何らかの方法で彼らにはプレイヤーと同等、もしくはそれ以上の価値が見出せない限り、今の現状から変わっていくことは難しいかと思います。現金な言い方ですが、報酬さえしっかりすれば質の向上とモチベーションの維持、責任の所在は置くことが可能なのです。
これに関しては結構切実だと思います。GXスタートデッキ以降のポケカ人気に合わせプレイヤー人口は以前に比べてはるかに多くなっており、競技志向のプレイヤーもこの昨今の大型大会の盛り上がりから見ても明らかです。競技人口が増えればそれだけ必要とされるジャッジの数は増えていきます。これに対してやり続けるだけのモチベーションがジャッジ側になければ、結果的にプレイヤーを満足に見ることができません。
極論を言えばこのままジャッジの人数を維持できなくなっていくと自動的に衰退していく状況になるわけです。
この章で僕が主張したいことをまとめます。
根本的に対戦ジャッジに対して公式側から何らかのアプローチが欲しい
です 。
ここはプレイヤーが現状を認識し、声をあげていくところから始め、公式に動いてもらわなければいけません。そのためにより、自身が知識をつけるため、僕自身もジャッジ資格を取り、自分の対戦に責任を持てるようになれればなと思います。
3. note記事の風潮
僕も含めnote記事を書く人は増えていき、note記事を書く風潮は追い風となりました。何って単純に儲かります。遊びをして、勝てば20万とか入っていきます。
執筆料とかそんな次元を超えています。ただただ書き得としか思えません。
僕個人としては、この風潮は非常にいいなと思います。
自分の心血を注いだものが目に見える形で報酬として現れ、かつ買い手(特に大人)は、忙しい時間の中で作る考察時間を何時間も飛ばすことができます。単純にモチベーションを保つことにもつながるでしょう。
今回のCLを通じてシンプルに情報は金だと思いました。
とにかく時間を飛ばし、強者の思考をあっさりと手に入れることのできるnote記事を書く風潮はどんどん広まって欲しいと思います。別に金稼ぎとか、そういう風に思うのであれば買わなければよいだけなので、書きたい人はどんどん情報を発信し、買い手が自由にそれを選択していけばいいのかなと思いました。
個人的には新しいプロの形であると感じます。それこそCLの成績1つで一回20万円とか稼げてしまいます。僕自身の最高金額でも10万円近いです。
自分の実績がお金に代わり、どんどんとそれが積み重なっていく。
忙しい人や、違うカードゲームからの新規参入者、初心者にとってはありがたいシステムだなぁと思います。当然そこに本人の実績が比例していかないと読者は読まないわけですから、買うことにデメリット(一定数の内容がスカスカの記事は存在します)はあるものの、書き手にデメリットがありません。
これからはさらに情報的な価値が上がる時代です。どんどん環境が加速していく傾向にあります。
1週間前の情報がメタられるところまで来ました。
自身がこの速度においていかれないようにしたいものです。
4. 公式の努力を見た
今回はこの新型コロナウイルスの状況下での開催、万が一のことがあれば、という状況の中、感染者が出た、という話は聞きません。
ひとえにこれはポケモンカード公式、運営のみなさんのおかげだと言えるでしょう。これだけ大規模な大会に、万が一のことがあった時点で世間からの批判もすごかっただろうと思われます。それがないわけですから、運営側の努力が浮かばれるというものです。
ひとまず無事終えられたことに、感謝を伝えたい。
ありがとう、公式。
さて、今回のCL横浜、コロナウイルス関連以外にも大変公式の努力を見た回となりました。
まず配信卓。さながら海外のWCSのようなテーブルとカメラワーク。どんどんスタイリッシュになっていて非常に良いと思いました。
次に進行。サブ配信卓を儲けることでつなぎの時間をうまく回して、視聴者を飽きさせず、どんどん対戦を映していくような方式でした。また、今回は柴田アナウンサーやライチュ梅川さんを筆頭にとにかく進行がフォーマルで話の上手な人員配置となっており、とても聞きやすくて不快感のない実況解説であったと感じます。
個人的にはポニータ石井さんも別に悪いという風には思っていないのですが、彼の場合は彼自身がエンターテイナーのようなポジションであり、かつ本人があまり口が上手いわけでもなく、競技的な思考をしているわけではないため、適切な役割という意味ではプレイヤー志向の強いライチュ梅川さんに解説は合っていたように思います。
特に彼は柴田アナウンサーと並ぶと雰囲気的にも落ち着きがあり、解説役として当てはまっているように感じました。またコメントに無駄がなく、適切かつプレイヤーとして深い知識を持っているようで、プレイヤーの挙動やデッキ内容にもある程度の予測が立っているように見受けられました。話し方や声の調子も含めて大変良かったので、ぜひ今後も解説役として続けていただきたいなと思いました。
おわりに
色々思うことはありましたが、とりあえず感想全部かけました。
まだシーズンの開幕の状況ですので未知数なところですが、カードの環境も公式もどんどん進化し続けていっているように思いました。
僕自身モチベーションもますます高まっています。
これからのポケモンカードが楽しみです。
おもち会 in Tokyo
※こちらの記事は下書き保存したままで、あげ損ねたものなので時系列がバラバラです。
こんにちはおもちです。先日の週末を利用して”おもち会 in Tokyo”を行ってきました。
普段は名古屋で行なっている僕主催の「おもち会」ですが、関東の方々にもお会いすべく今回は東京都、池袋まで出陣しました〜〜!!!!!
今回は場所も大きくなかったこと、僕が主催とはいえ県外に遠征するため色々と準備などに配慮できないことから、基本的には公募せずに少数で行う形となりました。
色が薄すぎて読めないおもち会の文字。
集まっていただいたのは主にカントーを拠点としてポケカをしている、ツイッターでよく見る人たち。「どんな顔してんのか見に行く」というのが根本的な趣旨であったため、会うのをめちゃくちゃ楽しみにしていました。
とりあえず乾杯で幕を開けます。
ポケカの会というよりどっちかというと遊びメインの飲み会、という形が近いかもしれません。ありがたいことにみんながいっぱいお菓子やお酒などの差し入れを持ってきてくれたので、いっぱい食べていっぱい飲めました!!
鎮座するワニノコ…!!
なんか公式に使われそうなレベルのやたらいい感じの写真
CL愛知が終わった 2019の振り返る
こんにちは。おもちです。
2019年も残すところあと少しで終わります。最近はnoteにかまけてブログを全然更新していませんでした。note、みんなめっちゃ買ってくれるので金の魔力に負けて構築記事などはそちらに書いていました(笑)
需要のなくなった以前の記事などは年内にこちらに移すつもりです。よろしくお願いします。
さて、本日は一年の振り返りということで書いていくわけですが、この2019年は前半めちゃくちゃポケモンカード をやっていて精力的に活動していたものの、7月以降の後半はあまりポケモンカードには触らず、ポケモンカードを通して知り合った友人と普通に遊んでいることの方が多かったです。
わいわいご飯を食べたり、飲みに行ったり、スマブラしたり、人の家で漫画を読んで寝て帰るだけ、みたいな日常を過ごしていました。快適すぎてやばかったです。
今年は昨年と違い、海外で積極的に活動することもなければキャリアを伸ばすようなこともありませんでした。どちらかと言えばビジネスの世界や自分本来の趣味よりも、ポケモンの世界にどっぷりと浸かったような毎日だった思います。
本当に楽しかったです。
CL愛知を終えて
ポケモンカードの話を少ししましょう。
僕は個人的にはエンジョイ勢ながら、とにかく大型大会に出るときだけ真面目にやる、というスタンスを貫いてポケカをやってきました。普段からガチガチで勝ちだけを追い求めるのは少し違うと感じていたからです。方向性の違いから解散するチームの話を聞いていたし、少なからず目的意識の違いから揉め事などの原因になるのは、過去団体競技も個人種目も真剣に取り組んでいた自分は嫌という程見ていたことだったからです。さりとて公式大会の場で負けるのは悔しい。
結局この一年は普段はネタデッキを使ったり、他人のデッキを貸してもらって回したりして、大型大会になると考察の上でデッキを作成して持っていくなどしていました。
ひけらかすほどの実績もないので省きますが、おおよそ出た大会すべてで結果を出すことができ、満足しています。
CL愛知には抽選に参加することができませんでしたが、目まぐるしく移るポケカの環境をしっかりと肌で感じ、食らいつきながらもポケカを楽しめたと思っています。
シティリーグシーズン2で、ベスト8までいけなかった(一個前で負けました…)ので次の京都CLも抽選となってしまいました。
また来年も頑張っていこうと思います。
冒頭で話した通り、昨シーズンのデッキレシピなどはすべてこちらに書いて投稿していきます。
クラッシュピカゼク、ルカメタザシアンについては未だ購入者様が多くいますので、記事としての価値を考えて移行はしません。
このブログでは未だ投稿できていない、おもち会in Tokyoの話とm次弾の発売まで余裕のある現状を踏まえて、CL愛知で発覚した新しいデッキタイプのことについて書いていきます。
では
おもち
【おもち杯】第1回 もちもちリーグ 水素のおと杯 を終えて
こんにちは。おもちです。
最近noteという情報をお金に変える手段に浮気をして、ブログを動かしていませんでしたが、この前のイベントのことに関してはこちらで書いていこうかなと思います。
先日9月7日(土)にもちもちリーグ”水素のおと杯”を開催いたしました!長いので以降、通称 ”おもち杯” として書いていこうと思います。
まずは、参加してくださったみなさんご参加ありがとうございました。
実は交流会形式のイベントは何回かやったことがあるもののトーナメントありの大会形式のイベントは今回が初めての試みとなりました。
色々とアクシデントもありましたが、結果としては大成功だったかと思います。
こちらはおもち杯、本戦の様子です。お洒落な空間でやることができました。
なお、今回のおもち杯では、お店の方にご協力いただいて2フロアを用意し、午前中はどちらも予選を、午後からはサイドイベントでポケモンカード をやりつつ、画面を使ってスマブラをやる下の階層と決勝戦を静かに行う上の階層で分けることで、より違う楽しみ方を自由に選択できるイベントにしました。
下の階層では明るくポップな音楽を流し、飲酒飲食ありの和気藹々とした空間を、上の階では真剣勝負ができる落ち着いた空間を作ることができ、狙い通りになってよかったと思います。
こちらは下の階のサイドイベント、スマブラ対戦の様子。おもち会共通のテーマである『大人が楽しんで遊べる空間』ができていたんじゃないかと思います。
こちらは決勝トーナメントの様子。ゆったりとしたソファ席で、静かにみなさんが闘志をぶつけ合っています。
また、みなさんが提供してくださったカードのおかげで、豪華な景品にすることができ、じゃんけん大会やコイントス大会など、イベントを盛り上げることができました。
マオ、溶接工をじゃんけんとコイントスで獲得した方々の写真です。おめでとうございます!!
今回は写真いっぱいですが、とにかく雰囲気が伝わってくれたらなぁと思います!(笑)
おもち会は基本的に
『カドショの空気感が苦手な方』『飲食、飲酒しながら和気藹々やりたい方』『ポケモンカード を通して一緒に遊べる仲間を見つけたい方』
に向けたイベントです。何より居心地の良い広めの空間と雰囲気を重視してイベントを企画しているため、それが実現できたことが一番であると考えています。
運営協力をしてくださった、しーまさん、きぃなさん、チアキさん、本当にありがとうございました。また景品提供してくださったみなさん、差し入れをしてくださったみなさん、そしてイベントに参加してくださったみなさん、この度はありがとうございました。
僕自身も運営として、楽しく一日を過ごすことができました。
今回の環境やポケモンカードのことに関してはこちらのnote記事にまとめてありますのでご覧ください。無料ですので、環境考察や、成績優秀者の方の生の声を読んでいただくことができます。
環境図はこちらです。
今回のおもち杯は初心者から世界大会経験者、大会上位常連の方、先日行われた東京CLで決勝トーナメントまで上がられた方など、幅広い層のプレイヤーに来ていただきました。今後も色々な思いでポケモンカードを楽しむ人たちが、思い思いに楽しむことができる会にしていけたらと思います。
今後のおもちのイベントは
10月5日 第4回おもち会
10月26日 おもち会 in Tokyo
11月30日 【おもち杯】第2回 もちもちリーグ "サヨナラA杯”
を予定しております。
みなさんふるってご参加ください。
おもち
第1回 もちもちリーグ 水素のおと杯
こんにちは。おもちです。
今回のブログ記事は、ツイッターにて告知したもちもちリーグについてのご案内です。
【大会概要】
もちもちリーグ 水素のおと杯
日時:9月7日(土) 10:00~
人数:64名 (飛び入り参加あり)
参加費:600円
形式:ポケモンカード スタンダードレギュレーション
デッキ60枚 サイド6枚 25分 一本先取 プロキシ不可
予選 4人ひと組のグループ戦 各グループ上位によるトーナメント方式
運営 (ツイッターアカウント):
おもち(@yuu_and_playing)
しーま(@shima32921)
チアキ(@chiaki_gx)
賞品一覧(随時更新)
応募フォーム
【ポケモンカードゲーム】第1回もちもちリーグ 水素のおと杯 大会概要 - 2019/09/07(土)/個人戦/定員:64人|イザジン
主催連絡先: yusukeplayingadd@gmail.com
大まかな景品やレギュレーションの注意、会場へのアクセスにつきましては応募フォームにてすべて記載してありますので、ご覧ください。
新規応募の方も応募フォームからご参加いただくことができます。
本記事では、フォームにて記載していない部分についての補足、注意事項などを記載させていだたきます。
もちもちリーグ水素のおと杯は、9月の新弾”オルタージェネシス”直後のイベントとして東京CLに向けての各プレイヤー様に調整の場を提供するとともに、主催である僕が普段運営している「おもち会」の側面と、金コイ交流会の運営のしーまさん、コイントス杯運営のチアキさんに協力をいただいて、それぞれの特色を織り交ぜるようにして企画されたものとなっております。
今回はしーまさん主導のもと、ポイントごとにプレゼントが獲得できるサイドイベント、実況配信卓の設営、および普段のおもち会のような飲食、飲酒ができる場を設けることにしました。
大会でありながら、楽しくポケモンカードで遊べる場を提供できればなぁと思っております。どうぞよろしくお願いします。
【補足】
・参加費600円については各自お釣りが出ないように持ってきていただけると助かります。
・会場内は基本的に禁煙とさせていただきます。
・当日参加OKです。予備グループを設けます。
・賞品の多くは参加者、あるいは知人の方々の提供品でまかなっております。そのため提供があるたびに徐々に豪華になって行っています。すでに告知のあるものは変更がありませんのでご安心いただき、今後にご期待ください。
・企画としてコイントス王者決定戦などやろうと考えております。優勝者の方には、ものすごい景品を渡そうと思います。よろしくお願いします。
【ルールやマナーについて】
基本的にはセルフジャッジにて進行をお願いしています。
裁定が重要な局面であり、どうしても個人の判断ではどうしようもない場合のみ、運営が対応いたします。あくまでも公式対戦ではなく自主大会、という側面があるため何卒皆様ご協力くださいますようお願い申し上げます。
また、本イベントはあくまでも自主大会として、個人の有志と皆様のご好意にて開催されるイベントです。著しく言動や対戦態度が悪い、または運営が不適切だと判断した場合、主催権限として退席をお願いする場合がございます。窃盗や脅迫など法律に触れる行為、人種や障害、性別に関して差別的な態度や言動が見られた場合も同様に相応の対応をさせていただきますのでご理解ください。
ケースによっては警察に通報、並びにSNS上での注意勧告、拡散を行うなど厳しく対応します。もし万が一被害にあわれた際には遠慮なく運営にお申し付けください。
【飲食、飲酒について】
飲食は予選、本戦参加中の方は休憩時間のみとさせていただき、原則として飲酒は禁止です。どこかの時点で敗退し、予選、本戦が終了した場合のみ自由に飲食、飲酒可とさせていただきます。未成年の方はもちろん法律に則り禁止のこと、成人済みの方におかれましても、飲食、飲酒に関しては自己責任とさせていただきます。
予選、本戦のみプロキシの使用を不可としていますが、以降サイドイベントにつきましては飲食飲酒に絡む汚れなどの事故が予想されるため使用許可とします。各自、デッキの高額カードをプロキシに替える、レアリティを下げる、使用サプライ品を消耗品に替えるなど、対策を行ってください。
運営側では責任を負いかねますので、トラブル防止にご協力をお願いいたします。
【デッキリストについて】
本イベントはデッキレシピの提出および、本戦においてはデッキリストのチェックがございます。デッキリストの提出は開催日の前日(9月6日)22時までに公式デッキコードまたは公式デッキコードにつながるURL、またはデッキレシピの写真、を主催(おもち)までお願いいたします。提出方法は3つ
・Twitterのダイレクトメールにておもち(@yuu_and_playing)に送る
・事前に送られている案内メールの主催メールアドレスに添付して送信する
・Twitterにておもち(@yuu_and_playing)に返信する形で送る
以上の3点とします。
リスト作成時に「ウルネク」「ピカゼク」「ギラマネロ」などの簡易的な呼称をします。その時にわからないとコンセプトが不明になるため、合わせて主要ポケモンを3体教えてください。
環境分布については後ほど公開しますので、デッキコンセプトやデッキギミックを間違えられたくない方は、あらかじめデッキ名も合わせて送ってください。
この記事の内容は随時更新していく予定です。
必ず前日に一度ご確認をお願い致します。
おもち
CL東京を終えて
【はじめに】
こんにちはおもちです。
今回はこの間行われた、CL東京について振り返りの記事を書いていこうと思います。
って、まだ始まってねぇよ!!!!
と読者の皆様は思ったことでしょう。
当記事は「CL東京がすでに終わった」と仮定して、新弾環境考察記事を書いていこう!という趣向で筆をとっています。
この書き方は
・先行きの見えない新環境について僕自身が頭を整理できる
・環境について一歩進んで考える機会を作れる
という2点がメリットとして挙げられます。
ツイッターを見ていると、終わってからいくらでも、ああだったこうだったと講釈を垂れることができますが、それは結果を見てから起こる結果論でしかありません。
ではその結果論を先に持ってこれば良いのでは?
というのが今回の執筆のテーマになります。まだ見ぬ東京CLの環境予想、デッキ選択の経緯を、頭を整理する意味を込めて書いていこうと思います。
【今までの環境の推移】
さて今回の環境はシーズン最初の大型大会ということで、とにかく新弾が目立つような環境となりました。
JCSから新弾発売までの環境の流れを整理します。
・JCSでレシリザ、スペネク、MMToolBox(ミュウツー&ミュウGXで色々なGXポケモンのわざを使いながら立ち回るデッキを以降こう表記します。なぜならカッコいいから)が登場する
↓
・リミックスバウト、ドリームリーグを通してやや超タイプ、ほのおタイプの強化が入る
→カラマネロから展開するデッキの台頭と多様化(ウルネク、スペネク、ガブギラ、ソルルナなど)
→リザテルによるさらなるレシリザ強化
↓
・レシゼクの登場により、単純火力でテンポを取られて不利を押し付けられるルガゾロが減る
≒アローラベトベトンの特性で止まりがちな非GXデッキ(デスカーンギラティナ、グランブル)が戦いやすくなり復権する→グランブルはドリュウズという相方も見つける
↓
・カラマネロ系、グランブル、レシリザ、MMtoolbox、ジラーチサンダーに有利が見込めるデッキとしてデスカーンギラティナ(ホミカーン)、マタドガスの2デッキが上がってくる
以上の流れで、新弾「オルタージェネシス」を迎えることとなりました。
【新弾の環境と考察】
オルタージェネシス環境における特筆すべき点は
①アルセウス&ディアルガ&パルキアGX(以降それぞれのイニシャルをとって便宜的にADPとします)のカードパワー
②「タッグコール」「しまめぐりのあかし」をはじめとしたTAGTEAMへの大幅強化
③タッグサポートによるデッキ構築の変質
以上の3点が主に挙げられるでしょう。
②、③はもう少し広義で捉えれば「GXが大幅に強化された」とも言えます。
ここまで来たところで、新弾前の環境はざっくりと
マタドガス、カラマネロの超、デスカーンギラティナ、グランブル、ドリュウズなどの非GX
VS
レシリザ、MM2ToolBoxなどのパワーの強いTAGTEAM
という環境図でした。
ここにADPが加わることで大きく環境が動きました。
ADPのGXわざのテキストは簡単に言うと、火力を上げながら以降ずっとサイドを1枚分多く取れると言うもの。これが現れたことによって、そもそもADP側は
「非GXのポケモンを3体倒せば良い」
という認識になったのです。
さらに特筆すべき点として、
”カプ・テテフGXのエナジードライブでジラーチが落とせ、サイドを2枚取れる”
というのも挙げられます。テテフがアサルトサンダーばりの火力を出しながら、サイド2枚を取って勝利する流れです。
つまりADP相手では、ADPがGXわざを撃った後にバトル場で耐久してしまうと、次のターンは上のわざの”アルティメットレイ”でエネルギー加速が認められるため、テテフやサブアタッカーにエネルギーをつけ、グズマなどのベンチ引き出しの手段によって簡単に残りのサイドを取り切ることができるようになりました。
この状況は非GXのデッキ、特にカウンター系のデッキであるマタドガスやデスカーンギラティナのデッキは非常に厳しいと言わざるをえません。ターン数が足りないため、ダメカンのバラマキが足りないのです。どうにかミミッキュのまねっこで返すなどのアプローチをしても、アルティメットレイの素点は150と現環境では控えめなため、一発で取り返すことなどが難しいと言えます。
特に新弾の直後はプレイヤーがこぞって新弾のカードを用いることが予想されます。このためADPへの勝ち筋を考えると、有効なデッキが思いつかなかったことと①を理由に、攻撃まで2ターン以上を必要とする非GXポケモンを主体で戦うという選択肢は要検討の案件になりました。
続いて考慮したのは
このADPで実際に戦えるかどうか?
という点です。
このADPの特色として
・GXわざ以降の対戦ではダメージ+30されて、サイドを余分に1枚取れる
・わざのエネルギー加速が好きなところにエネルギーを3枚も山から貼るため強力
・エネルギーの色が鋼、水であることから
→自身の弱点であるフェアリータイプに採用した鋼ポケモンで弱点を突ける
→レシリザに対して弱点の水ポケモンを採用しながら、エネルギー加速の問題点を解決できる
という点が挙げられます。
ADPは上わざのアルティメットレイが撃てるところまでこぎつければ
・アルティメットレイの150+30点で非GXを落として2枚、弱点を突いてタッグチームを落として4枚の合計6枚
・アルティメットレイ150+30点でダメージを負わせて、次のターンでそこを狙ってタッグチームを落として4枚。さらに次のターンでジラーチなどのサポートポケモンを狙って2枚以上
・アルティメットレイ150+30点でカプ・テテフGX、デデンネGXなどを落とし、さらに次のターンでカプ・テテフGXやデデンネGXなどを狙い落として相手のアタッカーを無視しながら3枚ずつ進行する
というプランが立てられます。
そこまで行ってしまえば2〜3ターンぐらいで勝負がついてしまうというわけです。
この理想的なサイド進行が環境トップ相手にできるかどうか、というところがADPのデッキで挑むかの分かれ目となりました。
話が少し逸れます。
僕はCLなどの大型大会は「いかに勝てるデッキに勝つか」というところがひとつポイントになると考えています。その”勝てるデッキ”が大会の中で多ければ多いほどいい。
「そもそも自分が有利対面ならば根本的に苦しい試合にならない」
という考え方です。
では今回予想されるデッキタイプは何か?を考えていきます。
まず新弾のADPは目新しさや強力なテキストから一定数いて
次に単純にカードパワーの高いレシリザ
ADPの弱点を突くことのできるフェアリー系
対応力が魅力のMMToolBox(ミュウミュウ)
の4つではないかと予想しました。
ここまでくると選択肢としては
・これらのうちのどれかを握る
・これら全てに強く出れる(あるいは負けにくい)デッキを作る
の2択になります。
前者はJCS優勝の方のレシリザという選択、後者は京都CLにおけるとーしんさんのフーパブラッキーという選択の考え方です。
これに加えて、当たるであろう他のアーキタイプに勝率がある程度見込める、というところも忘れてはならないポイントです。
では話をADPに戻しましょう。
ADPの課題は
・レシリザ、フェアリーデッキ(サナニンフ、グランブル)に対して本当にエネルギーの色的な弱点を利用しながら立ち回れるか
・ミュウミュウなど他のデッキへの勝ち筋はどう作っていくか
という点となります。
これについてはある程度の回答を用意したデッキを後ほどアップしますのでご確認ください。
一旦ここでADPのお話は終わりです。結果的には満足のいく構築が作れなかったため握ってません笑
次のデッキの考察に向かいます。
次に検討したのはフェアリーデッキです。僕自身にとってはCL京都から馴染みの深いグランブル、フェアリーのタッグチームであるサーナイト&ニンフィア、そしてエルフーンGXのデッキです。
新しく登場したタッグサポート「レッド&グリーン」や「しまめぐりのあかし」によってエルフーンのデッキはかなり強化されたと言えます。単純にうっとおしさが倍増しました。
これらのデッキは総じて3龍やレシゼク、アーゴヨン&アクジキングGXといった最近登場したカードに対して弱点で1撃で沈める見込みがあり、かつそれ以外のデッキに対しても相応の苦労を強いることができます。
デッキ作成において意識すべきは
サナニンフは
・レシリザに勝てるかどうか
・その他のデッキに対して本当に優位が取れるかどうか
・エネルギーがいっぱいついたエルフーンをぶっ飛ばされたらどうするか
・根本的な構築
・一定数いる他のフェアリータイプ(エルフーンやサナニンフ)をどうするか
という点が検討すべきところになります。
ミュウミュウに対してかなり強くなる無人発電所も考えると、エルフーンに関しては何よりスタジアムアドバンテージをとることが優先されると思います。グランブルはパッと考えると、フェアリー相手を除くとかなり相性が良くなりそうなので検討余地がありました。
ここのあたりのデッキは解決すべき課題が他よりも明確であり、かつ非常に少ないため、かなり視野に入れてデッキを作成しました。
僕個人は今回無人発電所をキーカードとして多投したサナニンフとグランブルを作成したので、こちらも後ほどご覧ください。エルフーンは個人的に勝ってもあんまし喜べないので見送りました(笑)
まぁ相手にフラダリラボか無人発電所か選べ!!ってできるのは面白かったですね!!!!あとかわいい。
次はレシリザです。
正確にはレシリザテールナー。僕は早い段階でレシゼクを入れる、という選択肢はきっていました。これは前に先に出てきてしまった場合に予想されるフェアリー対面が非常に不利だということが大きいです。
今まで練りに練られたレシリザの構築をわざわざ崩す必要性は特にない、というのが結論になります。
メリットデメリットを整理します。
レシリザのメリット
・先攻からマーシャドーを含めて展開し相手の事故を狙いつつ自分だけアドバンテージをとれる
・カードパワーだけで「その他」のデッキを圧倒できる
・新弾では十分強化の対象となっている
デメリット
・前回、前々回と環境トップに君臨しているため、戦い方が知られている
→勝ち筋やデッキ構築を読まれやすい
・一定数確実に負ける対面がある
まぁ結局レシリザはメリットしかない(笑)
ぶっちゃけパワーを押し付けるならレシリザでいいのでは?となるんですが、根本的にみんな「レシリザに勝てるように」デッキを組むのが大前提となってくるはず(なってくるよね??)なので、そういう相手を踏みまくってなんだかんだ勝てない、という事態はあると思います。つまるところ、やりにくい相手ばっかり踏みそう、ということです。
まぇでも身も蓋もないことを言えば、レシリザは全部先攻とればかなりの確率で勝てます。
レシリザを握る場合は、何と当たる可能性が高いか?を考えて、プレイングを練習し、採用カードを少しいじる必要があるのではないかと思います。
僕は自分が用意していたデッキに一向に勝てなかったので諦めました。
最後はMMToolBox(ミュウミュウ)です。名前がカッコいいので好きです。
今回最後まで悩みました。
とにかく強いなと思ったのがラティオスGXのクリアビジョンGXでADPのオルタージェネシスGXを止めてしまえば、どっちかというとこちらの優位が取れるという点。オルタージェネシスGXは強力ですが、撃たれたところでこちらから先にダメージを乗せることができるため、ミュウミュウは安全な状態のまま次のターンを迎えることができます。そもそもADPはオルタージェネシス後も火力が180でタッグチームは1撃で落とせないところが、ありがたい。
またメガミミロップ &プリン(メガミミプリン)GXのわざを使って打点補完とベンチ制限もかけることができ(溶接工手張りで即起動なのもえらい)、GXわざを使って、ベンチのマニューラGXなどのHPの高いシステムポケモンを狙い打ちに行けるところも地味に強いと思いました。グランブルやサナニンフに150〜160のダメージを乗せられたミュウミュウに”しまめぐりのあかし”をつけながらメガミミプリンのGXわざを使えば、倒しても美味しくないし、ベンチに下げればねむりが解除されてもう一回攻撃される、という2択を迫る動きも良かったです。
まぁ当然のようにフラダリラボ貼られてぶっ飛ばされたし、ウルガモスGXで綺麗に打点調整されたわけですが(笑)ウルガモスされると「しまめぐりのあかし」なんだかなぁってなるんですよね。特性で気絶するので結局意味ないというか。
無人発電所の対策だけ無限に積んでいて良かったなという気持ちです。フラダリラボ!!!!ブラボー!!!!
【意識したこと】
CLなどの大型大会にのぞむにあたり、意識する点はいくつかあるかと思います。
先述していますが、僕は
「勝てるデッキにちゃんと勝つこと」
それに加えてデッキ作成は
「共通項を見つけること」
を重要だと感じて東京CLに臨みました。
共通項とは
GXの特性ポケモンが多いだとか、ポケモンのどうぐが多いだとか、たねポケモンの特性が多いだとか、火力が高いだとか、タッグが多いだとか
そういうのです。なんでもいいので気付いたことをメモっていきました。そこから
デッキタイプを観察する→共通点を見つける→それに対応できるデッキ(カード)を決める
という流れでデッキの調整をしていきました。
今回でいうと
・オルタージェネシスをどうにかする(防ぐor撃たれてもいいような盤面にするor上からぶっ飛ばす)→※そもそも撃たれず殴ってくるかもしれないことも視野、初ターンに撃たれて本当にきついかどうかを検討する
・エルフーンとミュウミュウ、あるいはマニューラGXなどのデッキを見るなら無人発電所を入れる、グッズがうっとおしそうだからフラダリラボかフィールドブロアーで対応しやすいようにする(フラダリか無人かでを詰める)
・とにかくレシリザ、フェアリー、ADPを確実に突破する(ミュウミュウは相手の出方がわからなすぎた)
・オルタージェネシスを打破したら非GXに勝ち筋が濃いため、ラティオスGXを採用したマタドガス、デスカーンギラティナ、カラマネロ軸(スペネクなど)の超タイプのデッキ案の作成
・フェアリー軸のデッキ検討
を行ないました。
作ったデッキは
・MMToolBox
・レシリザMM(メガミプリン)
・カウンター超バレット
・レシリザ
・ADP
結果としてはそこまで大きな外れが無かったのが良かったかなあと思っていますが、すこし余計なことを考えすぎた気もしました。デッキに盛り込みすぎてよくわかない感じになってしまったんですよね。
無難にラティオスGXのわざをコピーしてオルタージェネシスGXを封じ込んで、そのままビートダウンした方が強かった説もあるし、まぁ何だかんだ力こそパワーって感じでした。
結局どうぐは剥がされる可能性があるし、どうぐ頼みにするならそっちに寄せた方がいいじゃんって感じでしたね!!
まぁCLで当たるのってそもそも思ってた相手だけじゃないんで…。もう少し煮詰めればよかったなと悔いの残る結果となりました。
今回思ったことを最後にまとめておきます。
・対策カードを”広く浅くなんとなく”で入れるのではなく明確に「このデッキとこのデッキ!」にと決める
・対戦をやるときにこういう形で勝ったとメモしておけば、「この勝ち筋がある」と明確にイメージできる
・勝ちたいデッキを3つ決めて、そこに勝てる練習とデッキ対策にする
(僕の場合はレシリザ系、ミュウミュウ、ADP)
・慣れが大事。練習大事。ミスで負けるのは実力!!
・アイデアは広く持って、先入観で「これは強い」と思わない。疑ってかかること
・1週間前までは「〇〇に勝てる?」を疑う。それ以降の練習では「当たったら仕方ない」の思い切りをよくし勝ちの精度を上げる。
・検討すべき注目カード「無人発電所」「アローラベトベトン(特性:かがくのちから)」「フラダリラボ」
色々思うところはありますが、 また次回のCLはしっかりとデッキを練り上げて勝ちたいと思います。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
おもち
※このお話はフィクションです。
第3回おもち会
先日やったおもち会の話します!!
おもち会第3回を行いました〜〜〜〜〜!!!!
前半 24名
後半 25名
集まっていただき大人数でポケカ会を行うことができました!!本当にありがとうございました〜〜!!
新弾のリミックスバウト発売直後だったため、ミュウツーHR争奪戦に向けて、シールド戦の練習会、WCSレギュレーションによる対戦もすることができました。
途中でご飯食べたりしながら、終始楽しい時間を過ごすことができました。
参加してくださった皆様、運営のお手伝いをしてくださった皆様、本当にありがとうございました。
皆さんのおかげで楽しい会を作ることができたと思います。
次回のイベントはCL東京直前の対戦会、東京でのオフ会の”おもち会inTokyo"です。
興味のある方はぜひお越しくださいませ。
それでは。